ダイビングは、水中に潜るだけでしょ?と思われがちですが、始めてみると奥が深いことに気が付かされることが多くあります。ただ単にふわふわ浮いている。それだけでも実は難しかったりします。
そこで、今回はダイビングのレベルについて少しお話しします。
ダイビング指導団体により色々なランクが設定してあり、PADIで言うならライセンスレベルは、スクーバダイバーより始まりインストラクターまであります。
一例をあげると
◆PADIスクーバ・ダイバー
インストラクターと一緒に水深12mまでのダイビングが可能。
◆オープン・ウォーター・ダイバー
ダイビングを始めようと思ったらまずはここからがおすすめ!
プロが居なくても水深18m以内でバディ潜水が出来るようになる。
◆アドバンスド・オープン・ウォーター・ダイバー
色々な種類のダイビングを経験することで自信を付けることができる。
水深30m(推奨)までのダイビングが出来るようになる。
◆レスキュー・ダイバー
普段のダイビング中に起こりうる問題やトラブルを未然に防ぎ、自分のスキルを磨く。
◆マスター・スクーバ・ダイバー
こちらがアマチュアの最高峰になります。
ダイビング経験が50本以上。スペシャリティを5つ保有している事が条件。
実は、ダイバーの2%未満しかいない。
◆ダイブマスター
ここからがプロレベル。
取得すると、ライセンス保有者を水中ガイドが出来るようになる。
経験を積むと、体験ダイビングを開催できる。
スキンダイバーコースを開催できる。などなど…
◆オープンウォータースクーバインストラクター
こちらからが、上記の講習を開催することができます。
実は、インストラクターにもレベルがあることはご存知でしょうか?
◆オープンウォータースクーバインストラクター
◆マスター・スクーバ・ダイバー・トレーナー
◆IDCスタッフ・インストラクター
◆マスター・インストラクター
◆コースディレクター
と、実はいろいろな条件をクリアしたものがレベルをあげられるようになっております。
インストラクターに関しては、長くなりそうなので今回はやめておきます!
このように、Cカードを取得するだけでもこれだけ多くありますが、ただ取ればいろいろ潜れるわけでもありません。そこがダイビングの奥が深いところ。何十年も時間をかけて潜れば良いと言う訳でもないし、1年間でもいろいろな海へ潜れるようになります。実際のところ経験年数と言うより、どれだけの本数を潜ったか?それに加えどんなダイビングの経験をしてきたか?その経験は、間をあけずに行うことが出来たのか?これがレベルを上げるためにとても大事になってきます。
それを砕いてお話しします。
ダイビングは、経験本数も大切です。ここで1ダイブの定義はご存知ですか?
1本のシリンダータンクを使い水深5mに20分以上潜ることにより1ダイブになります。
一例をあげると、25ダイブまでが初級レベル、25~50ダイブが中級レベル。50本以上が上級レベルになります。あくまでもこれは継続的に潜った方に該当してきます。10年間で30本しか潜ってない方がいれば、それは初級レベルのポイントへ潜ることになります。例えば1年間で50本近く潜った方と、10年間で100本潜った方であれば、断然1年間で50本潜った方のほうがスキルが上手いです。
だから、一概に本数だけでは、レベルを判断することは難しいと言う訳なのです。
アクティブにダイビングをする。
これは、どのくらいのペースか?それは、月に1回のダイビングを行う事。これだけでダイビングはうまくなっていきます。体を鍛えようとトレーニングジムなどに通われると、週3回~4回通う事を比べるとダイビングっていいですね!上記で初級~上級を分けさせてもらいましたが、アクティブダイバーだった場合になります。
伊豆のダイビングスタイルで一例をあげさせてもらうと、日帰りツアーなどに参加すると1回のツアーで2~3ダイブは行いますので、10回行くと少なく見積もっても20ダイブを行えます。ライセンスを保有しているわけですから、オープンウォーターダイバーなら、講習で4ダイブ行うのでこれで24本です。アドバンス講習は5ダイブ行いますので、受け終わっていれば、8回の日帰りツアーで中級レベルまで上がりますね!
まぁー日帰りだけではなく1泊2日などでもツアー参加すると思いますので、1年間で中級レベルまで上げるのは、実は容易な事なのです。
これだけ、本数について語りましたが、本数をただ上げるだけでは意味が無く、行きたい海があるようでしたら、その1ダイブ1ダイブ何をしていくかでダイビングライフが大きく変わってきます。
どのようにしたら経験を積んでいけるか?それが、スペシャリティコースになります。各指導団体でもダイビングスタイルに合わせた、コースが設定されており、やりたいダイビングに合わせたコースを受講していく事によって目標の海へ潜るための近道になります。
例えば、浮力を強化していきたいなら・・・
◆ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシーSP
◆ドライスーツダイバーSP など。。。
始めてボートでダイビングをするなら
◆ボートダイバーSPだったりと・・・
各コーストレーニング本数が決まっており、それを達成すれば1枚のCカードが発行されます。
こちらが証明となり、どのダイビングエリアで潜るのが適しているのかの判断基準ともなります。
ただ潜るだけではなく、1ダイブごとの質を高めたダイビングをすることにより安全にダイビングすることが出来るようになります。遊びのダイビングですが、やはり安全があってのダイビングです。自分のレベルに合わせたポイント選びやダイビングプランをすることが大切になります。無理のないダイビング計画で楽しんでください。
また近々更新していきます。最後まで読んでいただきありがとうございます!